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京都府
ご挨拶
謹啓 2024年度日本東洋医学会関西支部例会を、10月20日（日）にTKPガーデンシティ京都タワーを会場として開催させていただく運びとなりました。京都府部会主催の支部例会開催は2018年以来6年ぶりとなります。
この間、新型コロナは世界中で猛威を振るい、あらためて感染症が人類の脅威であることを印象づけました。この感染症に対して西洋薬だけでは対応しきれず、多くの先生方が漢方薬を処方する契機となりました。今後も西洋医学と漢方医学は手を携えて、困難な症例に立ち向かっていくべきと考えます。
今回の関西支部例会は、準備委員長の福岡正平先生の発案で、「腸管免疫に東洋医学で挑む」をテーマとさせてもらいました。我々は日常臨床で消化管の不調からくる疾患を抱える多くの方々の漢方治療を行っています。漢方医学の視点で言えばこれらは脾胃の異常、食積、臓毒証などと表現されますし、西洋医学の視点ではリーキーガット（腸漏れ症候群）などと表現されます。これらは同一の疾患ではありませんが、何らかの形で腸管免疫が鍵を握っているのはないかと考えます。これらの疾患に対して西洋医学、漢方医学の立場からご考察、ご講演いただき、より議論を深めていけたらと思います。
会場は京都駅から歩いて5分の場所にあります。皆様の多数のご参加をお待ちしています。
謹白
2024年6月吉日
2024年度日本東洋医学会関西支部例会
会長 山崎武俊